特集レポート · 2017-02-16
国家発展改革委員会の幹部は、スモッグ(霧霾)対策が「全面的小康社会」の達成に向けた明らかな短板であるとの認識を改めて強調しました。大気環境の改善が、社会全体の課題として位置づけられています。
大気環境の質は市民の健康と生活の質に直結するだけに、汚染対策の優先度はきわめて高いとされます。きれいな空気は、豊かさの質を測る重要な指標の一つです。
排出削減の取り組みは喫緊の課題であり、期限を意識した確実な成果が求められています。現状の環境改善ペースでは目標達成が難しいとの認識が背景にあります。
そのためには、産業構造の調整とクリーンエネルギーへの転換が不可欠とされ、エネルギー消費の多い産業の合理化と排出抑制が進められています。
京津冀地域をはじめとする広域での連携治理が重視され、越境する大気汚染に地域をまたいで一体的に対処する体制づくりが進んでいます。
こうした動きは、船舶塗装をはじめとする排出の多い業種や、グリーン製造をめざすものづくり現場にも直接的な影響を及ぼすと見られます。